美容室キャメルクラッチとレンタルスペースパイルドライバー

阪神淡路島大震災の事を書いてるかな。
17日、あと、5時間ほどで、あの日から16年を迎えます。

忘れる事の出来ない体験をしたなー。
だからといって、経験もいかせず、今はなんの備えもしてないけど。

でも、備えあれば患いなしって言うけども、あの震災を経験した感想としては、備えあってもあんだけの地震が起こればどうにもならないのが事実かな。

必要なものは、ガスがなくても、水がなくても、電話がつながらなくてもやっていける、忍耐と、体力かなー。

それと、全て失っても、また築き上げる根性かな。

少々の、ペットボトルの水や、食料を保存してても、何日かは過ごせるけど、そこからがどうにもならないかなー。

いつでも、お金が引き出せる時代だったにも関わらず、カードと通帳が、全壊した家の中で紛失したら、銀行からお金がが引き出せたのも、申請をしてから1ヶ月後だったかなー。

内定をもらってた、就職先も潰れてなくなれば、また一から探すしかなく、でも、その日から過ごすお金もなければ、バイトしながら食いつないで、条件なんて言ってる場合じゃなく、雇って頂けるならありがたく働かせてもらったもんだー。

周りでは死体がゴロゴロ。
協力しあって男の人達は死体を近くの学校に運んでた。

神戸から大阪まで、交通機関がマヒすれば、線路を行列を作って何時間も歩いていってた。
水がなければ、近くの井戸に寒い中水をくみにいったり。
物がないコンビニで醜いものの奪い合い。

そんな環境の中、空き巣に入る人。
カップラーメンを高くで売る人。
車やバイクをここぞとばかりに盗む人。

色んな人がいたよなー。

この写真、
Yahooから拾ってきた画像だけど、このぽっきり倒れた高速の側の友達の家で私は地震に合いました。
普段は神戸の寮。
西宮の、友達の家はかろうじて、住める程度の被害。

何日か後に戻った神戸の寮は姿が変わり全壊でした。
でも皆無事で良かった。
住む家も探さなきゃいけないけど、
神戸に家を探すのは不可能。
ならば大阪に！
さすがぼったくり不動産！
この時期だけは家賃高かろうがたっかい保証金ぼったくろうが皆、契約しなきゃしゃーない。
そんなとき、16歳が、家を借りるとなれば不動産屋も足元みて、ハズレ物件を捕まそうとする。
16歳で、現実を知ったなー。（笑）
もちろん16歳には家も貸してくれないから、当時淡路島に住んでた父に、契約書を書いてもらったり。
ホントにあの時はしんどかったー。

16歳で地震にあって16年。
なんか早かったなー。
あの時は自分の身さえ自力で守ればなんとかなったけど、今は子供達がいるし、守るべきものが多すぎて、あの時のようにはいかないよねー。大丈夫かいな。
やっぱ困るよなー。
困るけど、どうにかしないといかんもんなー。
やっぱ怖いよねー。


今は神戸も、西宮も、地震のあとがわからないくらい…
むしろ、地震で全てが綺麗に生まれ変わってるよねー。

今年あたり、
専門学校時代の友達や、地震をきっかけに仲良くなった人達に会いに行こうかな。